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30歳が有給休暇を消化したいと思ったら

退職者と会社の権利を理解しておこう

 30歳で転職のための退職を決意した場合、溜まっている有給休暇を消化したいと考えるひとも少なくないでしょう。労働基準法第39条では、たとえ退職前であっても、出勤率が80%以上という条件を満たしていれば、企業は申請された有給休暇の取得を拒否できないと明記しています。

 一方で、企業には「時季変更権」を与えていることを、みなさんは知っていますか?「時季変更権」とは、雇用者が有給休暇を取得するときに、何日も休むことで業務遂行に支障が起きることを避けるため、連続取得日数を制限できる権利です。

 つまり、有給消化は認めつつも、休みをずらすよう会社側が持ちかけることを、雇用者は拒否することはできません。自分の都合だけで、好きなだけ有給消化ができるわけではないと、知っておく必要があります。

有給消化をするためにしておくべきこと

 では、将来のキャリアのために円満退職をしながらも、有給消化をするためにはどうしたらよいのでしょうか。それは、会社の事情を考えて、引き継ぎ期間に消化したい有給日数を加え、退職希望日から逆算して、早めに退職の申し出をすることです。

 そのうえで、有給消化をしたいこと、休みをどのようにとりたいのかも会社に伝え、話し合うことが大事です。ここで大事なのは、自分の権利だけを主張するのではなく、退職後に会社に与える影響を最小限にできるよう、きちんと引き継ぎや身辺整理を行う時間を考慮しておくことです。

 中には、退職時の有給消化を快く認めてくれない上司もいると思いますが、対処するためには、まず自分が正式な手続きを踏んでおくことが前提です。まずは、自分がやるべきことをきちんとすることを徹底してください。



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